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猫はこたつで丸くなる

制作者:平岡朋珠

こんにちは! SDGs推進センター学生スタッフの平岡です。

只今、季節は冬ということで今回ご紹介するのは、「こたつ」に関するSDGs情報です!

 

エアコンの普及が進んでいる現代ですが、皆さんはこたつを使ったことがありますか?一人暮らしの部屋にはなくても、実家で使っているという人も多いのではないでしょうか。日本の童謡「ゆき」の歌詞にも登場するこたつは、日本の冬の暮らしを象徴するアイテムの一つではないかと思います。

 

こたつの起源は、室町時代にまで遡ります。当時の人々が足元を暖めるために、火を消した後、灰をかぶせた囲炉裏の上にやぐらを組み、そこに衣類を被せたものがこたつの原型と言われています。現代の私たちが家電量販店で目にするような電気こたつは昭和時代に誕生しました。


では、SDGsの観点から見たときに、こたつはどのような特徴を持っているのでしょうか。今回は、一日8時間の使用を30日間続けるという条件で、消費電力300Wのこたつと消費電力950Wの12畳用エアコンを比較して見ていこうと思います。令和4722日に改正された、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電力料金の目安単価31(/kWh)を使って計算したとき、30日間の合計金額(※)は、こたつが2232円、12畳用エアコンが7068円という計算結果となりました。

※消費電力(W)÷1000×8(時間)×31(/kWh)×30()

 

こたつとエアコンの消費電力や使用時の温度設定によって金額は変化しますが、こたつはエアコンに比べて省エネであることが分かります。また、こたつを中心に家族が集まることでコミュニケーションが増えるというメリットもあります。その一方で、こたつの周囲は寒いため、暖かいこたつから一歩も動きたくなくなるというデメリットも考えられます。冬の寒さが続く間、目的や利用人数に合わせてどのような暖房器具を使用するか、また、エネルギーやコミュニケーションの観点から見たときの使用する暖房ごとのメリット・デメリットなど、ぜひ皆さんも考えてみてくださいね!