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茶粕やバナナの皮が燃料に!?

制作者:平岡朋珠

皆さん、こんにちは!SDGs推進センター学生スタッフの平岡です。

突然ですがここでクイズです。

製鉄の原料や発電用の燃料として使用される石炭ですが、今後、掘り出して使っていける石炭の年数は、どのくらいでしょうか。

正解は、約139年です。(※参考文献によって誤差あり)

つまり、地球が長い年月をかけて蓄積してきたエネルギー資源は有限であり、人類の産業活動において大きな役割を担う石炭には寿命があるのです。

 

今回は、その石炭や灯油などの化石資源の代替を可能にした、再生可能・持続可能なエネルギー「バイオコークス」を紹介します。

 

バイオコークスとは、お茶のカス、木クズ、もみ殻、バナナの皮など世界中どこの国にもある植物由来のゴミから作り出された固形燃料です。石炭は植物が地中で約3000万年もの年月をかけて形成されますが、このエネルギー資源は廃棄処分されていたゴミからわずか1時間で完成させることができます。

バイオコークスの生産技術は、地中の熱や圧力といった“自然の力”を解明する新技術の開発によって生み出されました。植物性資源から作られるバイオコークスは、石炭に比べて、二酸化炭素や酸性雨の原因となる有害物質の発生を抑えられるという利点を持っています。

 

 

今日、私たちが生きている地球では、資源の枯渇や温室効果ガスによる気候変動が問題視されています。産業分野などでこの燃料が普及することで化石燃料依存から脱却し、未来の地球人のためにクリーンな環境を残していきたいですね。バイオコークス以外にも様々なリサイクル燃料があるので、興味をもってくださった方はぜひ調べてみてください!最後まで読んでいただきありがとうございました。