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夏の星空

制作者:竹内宇海斗

皆さんこんにちは!SDGs 推進センター学生スタッフの竹内宇海斗です。日本は四季折々の景観や自然の美しさがあります。その中でも私の好きな夏について、今回お話しさせていただきます。皆さんは夏の魅力ときいて何か思いつくものはありますか?私は、「星空」が夏の魅力だと感じています。6~8月の夜空にははくちょう座のデネブ、わし座のアルタイル、こと座のベガの3つの一等星からなる夏の大三角が描かれます。加えて、北斗七星や赤く輝くアンタレスで有名なさそり座、七夕伝説の天の川など迫力のある星や星座をたくさん見ることができます。

 

なぜ、夏は星がよく見えるのか。実は科学的な根拠があるのです。地球が属する太陽系は銀河系の中心から離れた端の方にあります。銀河系は中心に近いほど星が多く分布し、離れるほど数は減っていきます。地球の北半球が夏のとき、地球の夜側は銀河系の中心の方を向きます。その結果たくさんの星が見えるため夏の夜空は星がよく見えるのです。

 

私の夏おすすめの星はアルタイルとベガです。夏は大気を占める水蒸気の比率が高いために光を分散してしまい大気の透明度が低くなりやすく肉眼では星を見るのに適さない日もあります。しかし、そんな日でもこの2つの星は見つけることができます。それはこの2つが特に明るい星だからです。わし座のアルタイル、こと座のベガは全天に21個ある一等星のうち、12番目と5番目に明るい星です。天の川を挟んで東西に輝くこの2つの一等星はアルタイルが彦星、ベガが織姫星と呼ばれ七夕伝説の主人公として深く知られています。

 

そんな星空も「光害」に悩まされています。「光害」とは、良好な照明環境の形成が光によって阻害されている状態や悪影響のことです。例えば、明るすぎる町の光で星が見えないこと、農作物の生育不良、睡眠不足による事故、野生動物への悪影響が考えられます。このことから、「光害」は天体観測以外にも人間や動植物に悪い影響を及ぼしていることがいえます。ですが、だからといって電気を使わなければいいというものではありません。私たちの生活には光は不可欠なものであるからです。利便性と環境絵の影響の両者をバランス良くすることが大切です。

 

そのためにできることは、エネルギーの無駄遣いをしないことです。まずは過剰に明るい照明、不必要な方向に向けられた光、電気のつけっぱなしなどから意識してみてください。そうすることで星が綺麗に見られるようになるうえに、SDGs7番の目標の達成にもつながります。

 

さて、今回の記事はこれで終わりです。ここまで読んでくれた方ありがとうございます。次の投稿も

お楽しみに!