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SDGsゲーミフィケーション教材をメタバースで遊べるようにした話

制作者:保科洸成

みなさん、こんにちは!

SDGs推進センターで学生スタッフをしている保科と申します!

修士課程2年生となり、あっという間に前学期の終わりが見えてきました。

あと1年で卒業すると考えると、なんだか感慨深い気持ちになりますね。

 

ところで、私はSDGs教育にメタバースを活用する研究に取り組んでいます。

これまでは紙媒体のカードを用いてゲームを開発してきましたが、僕の研究ではメタバース内にゲームを開発しています。

理由としては、端末があれば遊べるためオンラインでも実施が容易であることや、高い没入感を得られる点が挙げられます。

昨年度は試しに本学で一番最初に開発されたSDGsゲーミフィケーション教材である「The SDGs アクションカードゲーム X(クロス)」のメタバース版を開発してみました!

上の画像はメタバース版クロスを使ったワークショップである「メタバース&クロス体験会」の様子です!

メタバース空間内にカードを浮かべて、使いたいカードがあるときはそれを自分で掴んで持っていくみたいな形式にしました。

メタバース版の開発にはUnityを用いています。

Unityはゲーム開発エンジンなので、本来はゲーム開発に使われるのですが、SDKなどを取り入れることで色んなことに使えます!!

今回はVRChatというメタバースプラットホームでプレイできるようにしたかったので、VRChat SDKを入れて制作しています。

 

ちなみに、メタバース版クロスの開発にはプログラミングなどは一切行っていません!

というのも、メタバース上にカードを持ち込んだ場合にどういう風にしたら遊びやすいのか見当がつかない状態だったので、まずは簡単に作ってみようという話になったからです。

「Done is better than perfect」(完璧を目指すよりまず終わらせよう)の精神ですね。

 

ワークショップとして実践してみたところ、VRデバイスで遊ぶ分にはいいけど、PCなどで参加する場合にカードを操作するのが非常に難しくなってしまうという課題が出てきました。

そのため、柔軟な操作ができないPCでも十分楽しめるよう設計を見直す必要があるかなと思いました。

 

以上、「SDGsゲーミフィケーション教材をメタバースで遊べるようにした話」でした!

なにかの参考になれば幸いです!最後まで読んでいただいてありがとうございました!