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~ユニバーサルデザインの活用でSDGsの学びの機会を広げよう~

制作者:平岡 朋珠

皆さん、こんにちは!SDGs推進センター学生スタッフの平岡です。皆さんはユニバーサルデザインをご存じでしょうか?学校の授業で学んだことのある人もいるかもしれません。皆さんの中で、一般的なサイズよりも大きなタクシーを見たことがある人はいるのではないでしょうか。UDタクシーという名を持つその車体にはユニバーサルデザインが取り入れられています。

 

 ユニバーサルデザインとは、「あらかじめ、障害の有無、年齢、性別、人種等にかかわらず多様な人々が利用しやすいよう都市や生活環境をデザインする考え方」を指します。前述のUDタクシーは、車いすの人や大きな荷物を持った人のために広い車内空間が確保されおり、また、乗降時にすべての人が安全に移動できるように乗降口の地上高を低くするステップが装備されているなど、対象を絞らず誰もが利用しやすい機能性を兼ね備えています。UDタクシーだけでなく、トイレや照明のスイッチ、センサー式の蛇口や駅の改札といったように、ユニバーサルデザインは私たちの身の回りにあふれているのです。

 

そこで今回は、当センターの活動においてユニバーサルデザインを取り入れられる部分を探してみました。そして発見しました!それはSDGsを学べるカードゲームたちです!当センターにはSDGsを学べるカードゲームが11種類保管されており、それらのカードゲームはSDGsを多くの人に理解してもらうために、授業やワークショップなどで使用されています。このカードゲームに点字を施したり、カードのサイズを大きくして文字と絵を見えやすくしたりすることで、視覚障害の方や小さな文字が見えにくい方も利用しやすいように工夫することができます。また、現在開発中のオンライン版カードゲームにおいては、音声読み上げ機能を搭載するなど、少しの工夫でより多くの人にSDGsを学んでいただく機会を増やすことができるのではないのだろうかと思いました。

 

皆さんも一度、身の回りにあふれているSDGsとユニバーサルデザインに注目してみてはいかがでしょうか?きっと良いアイデアが見つかるはずです!

 

 

一人ひとりがどうやったら過ごしやすい環境になるのかアイデアを出し合い、持続可能な明るい社会の創造に向けて頑張っていきましょう!