制作者:矢口晴香
こんにちは!SDGs推進センター学生スタッフの矢口です。今回は最近あった嬉しかったことについて書きたいと思います!
私はいつも気分転換として自宅でコーヒーを飲む時間を大切にしているのですが、さらにこの時間を楽しむために半年ほど前からしっくりくるマグカップを探しつづけていました。そして最近ようやくお気に入りのマグカップを見つけることができたのです。ちらっと覘いた金沢のお店で見つけた九谷焼で作られたコップでした。一目ぼれで買ってしまいましたが、非常にかわいらしい絵柄で私のお気に入りのマグカップになってくれています。19年間石川で生活してきましたが初めて九谷焼の良さに気づけた気がします。
この買い物から九谷焼をもっと知りたいと思い、これまでの歴史や特徴・またSDGsについて少し調べてみました!まず九谷焼は300年以上の歴史を持つ石川県の加賀地方で作られる絵付け陶磁器を指すようです。その特徴が九谷五彩と呼ばれる5色の色彩が使われた色鮮やかで豪快な絵付であることから、色絵磁器の最高峰と呼ばれておりJAPAN KUTANIとして世界中にコレクターもいるそうです。また一見わかりづらいですが九谷焼はSDGsとも繋がっています。例えば九谷焼の製造では、窯で燃やされた薪が、成形時の泥が入った手水を温める炭となり、炭が燃えた灰は陶磁器の表面を覆う釉薬の原料として利用され、木材をリサイクルする仕組みが昔から生まれています。このように九谷焼は長い歴史のなかで自然と共存してきた伝統工芸なのです。
まだ九谷焼を知らないという方にも、このブログを読んだことをきっかけにぜひ興味をもってほしいと思います。また少し先にはなりますが、毎年10月は九谷焼の祭典が開催されているためぜひ足を運んで九谷焼の魅力を感じてください!!
参考文献
能美市企画振興部. “SDGsとは”. 能美市
https://nomisdgs.jp/sdgs, (参照2024-02-05)