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七尾市の祭り「青柏祭」

制作者:飯室友章

みなさんこんにちは!SDGs推進センター学生スタッフの飯室です。みなさんは青柏祭(せいはくさい)について知っていますか?青柏祭は石川県七尾市にある大地主神社で毎年51日から5日まで開催される祭りです。私は2回ほど青柏祭を見に行ったことがあるのですが、「でか山」と呼ばれている巨大な山車の迫力に驚きました。今年も見に行きたかったのですが、残念ながら2024年の青柏祭は令和6年能登半島地震の影響で中止になってしまいました。そこで、今回は青柏祭についてみなさんに紹介したいと思います。

青柏祭は国の重要無形民俗文化財に指定されているほか、ユネスコ無形文化遺産にも認定されている能登の大きな祭礼です。青柏祭という名前は神饌(しんせん)を青い柏の葉に盛って供えることに由来しているそうで、七尾の人たちは高さ12m、重さ20t、車輪直径2mの巨大なでか山の上段に飾られた歴史上の名場面をその年の心掛けや戒めとしているそうです。でか山は七尾市の府中町・鍛治町・魚町の三町からそれぞれ奉納され、合計3台のでか山が七尾の街中を移動します。中でもでか山が「辻廻し(つじまわし)」と呼ばれるでか山の方向転換をする様子はとても迫力があります!私がでか山を初めて見たのは高校1年生の時でした。私はでか山の車輪の大きさに圧倒され、でか山が街中を建物すれすれに移動していく様子に感動しました。また、でか山が大地主神社の前に勢揃いする「三台勢ぞろい」はたくさんの人が集まって歩くのが大変なくらいににぎわいます。でか山の写真が撮りたい人はこのタイミングを狙ってみるといいかもしれません。3台のでか山にはそれぞれ異なる「山紋」と呼ばれる家紋のようなマークがあるので、すべての山紋を見つけられると楽しそうですね!


青柏祭では七尾駅北交差点から食祭市場へ向かう石川県道132号線が歩行者天国になり、多くの屋台が出店されています。もし青柏祭を見に行くなら電車を利用して七尾駅まで行き、そこから屋台の方まで練り歩いていくといいでしょう。また青柏祭だけでなく、七尾市の観光などもしてみるといいかもしれませんね!

さて、今回は七尾市の祭りである青柏祭について紹介しました。今年は見ることができませんが、青柏祭が復活した際には見に行ってはいかがでしょうか。七尾市まで電車で移動する必要がありますが、三台勢ぞろいが見られる大地主神社までは七尾駅から徒歩10分ほどで行くことができます。青柏祭はゴールデンウイーク中にある祭りなので、休みを過ごすいい機会になります。みなさん青柏祭をぜひ見に行ってください!