制作者:飯室友章
みなさんこんにちは!SDGs推進センター学生スタッフの飯室です。今回は私がボランティア活動に参加して感じたことについてお話します。令和6年能登半島地震により被災した地域の1つである石川県七尾市の能登島で、2024年2月25日に災害ボランティアが行われました。当日はSDGs推進センターに係る学生・教職員・研究員が複数の団体と共同で担当の民宿や民家で活動を行いました。ボランティアの参加者は5、6人ほどの班に分かれ、それぞれの担当場所にてボランティア活動を行いました。当日はSDGs推進センターで用意したヘルメットや安全手袋、長靴、防塵マスクなどを装備して活動を行いました。
私が担当した民家は地震によってゴミが家中に散乱しており、足の踏み場がないような状態でした。ボランティアに参加する前は被災した家の状態を見たことがなかったため、地震によって人が生活できないような酷い状態になってしまうということを実感しました。そのため、私は被災者のために少しでも早く家の中を片付けたいと強く感じました。私たちボランティア参加者は民家の片付け、災害ゴミの分別作業などを行いました。私は家中に散らばった段ボールや厚紙などを荷造り紐でまとめる作業を行いました。段ボールから飛び出た金属などが見えていたため、作業中は安全手袋を外せませんでした。数枚重ねては紐でまとめるという作業を繰り返し、段ボールの山が自分の背丈に迫るほどの高さまで積みあがりました。
段ボールをまとめた後には別の部屋に移動し、衣類や紙類などの燃えるゴミをまとめました。ゴミを入れるゴミ袋は袋が破けた時のために、2枚のゴミ袋を重ねて使いました。また燃えるゴミをまとめたゴミ袋には上に紙を数枚重ねて置いたり、ペンで印をつけたりして燃えるゴミであると分かるようにしました。ゴミをまとめる作業と並行して布団をまとめる作業も行いました。布団を運び出すときは、布団の下敷きにならないように気を付けながら慎重に運びました。ある程度の作業が進み、家の中に少し広い空間ができたときには自分たちの作業の成果が目に見えてわかったため達成感を感じました。
ボランティア活動の後半には災害ゴミの分別作業が進んだことでできた広い空間を使い、棚などの家具を家の外に運び出す作業を行いました。1人で運べる家具だけでなく複数人で運ばなければ外に出すことのできない家具もあったため、参加者同士で協力しながら作業を進めました。家具は重いものが多かったため、腰を痛めないように気を付けながら運び出しました。翌日は筋肉痛で動けませんでした。
今回のボランティアのために道具を用意してくださったSDGs推進センターの学生スタッフや職員のみなさん、そして一緒に参加した他の団体の皆さんのおかげで今回はボランティア活動に参加する事ができました。そのため、私は多くの人と助け合うことで人々は生活できていると強く感じました。被災地を支援する方法はボランティアのほかにもいろいろあります。地震により被災された方々のために、今私たちができることをしていきましょう!