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○○らしさに捉われない

制作者:竹内宇海斗

皆さんこんにちは!SDGs推進センター学生スタッフの竹内宇海斗です。皆さん国際女性デーをしっていますか?38日は国際女性デーです。世界で女性の社会参加や地位向上への関心を深める日で、海外では祝日としている国もあるのだとか。また、1119日は国際男性デーで世界中のジェンダー平等を促す男性たちを称える記念日となっています。今回はそんな多様性について自分の好きなアニメーション業界からすこし話をしていこうと思います。

アニメというと昔は子供たちのお楽しみという印象でした。しかし、近年では深夜に残酷な表現のある内容を放送したり、音楽に力を入れてアニメの枠を超えて舞台やライブをしたり、物語の中に社会を風刺したものがあったりなど子供だけでなく大人でも当たり前に楽しめるものとして目にするようになりました。ソニー生命が行ったなりたい職業ランキングの女子中学生部門では1位アニメーター、3位に声優というアニメーション業界の高い人気がうかがえます。

そんな中で、国民的アニメ「プリキュア」が初の舞台化するということで近年話題になりました。しかも、全員「男子プリキュア」という主要メンバーが男性で構成された舞台です。加えて、2023年の2月から放送したアニメ「ひろがるスカイ!プリキュア」ではメインキャラクターとして初めて男の子のプリキュアが登場しました。女の子向けではなく男の子を含めた誰もが、性別など何も気にしないで見ることのできる番組へと変貌してきているのです。

それ以外にも、仮面ライダーに女性が変身したライダーが出てきていたり、ポケモンの主人公が女の子に変わり、マリオの映画ではさらわれるのがピーチではなくルイージになっていたり、Marvelの誇るヒーローであるスパイダーマンやハルクでも女性が変身するようになりました。また、ジェンダーとは少し離れてしまいますが創立100周年を迎えたディズニーの「リトルマーメイド」実写化で主演を演じるのは黒人女性のハリー・ベイリーさんでした。キャストが決定してから世界中で論争が巻き起こったことは記憶に新しいと思います。

このようにアニメーション業界はSDGsによって大きな変革が起きています。男性らしさ、女性らしさや○○なら○○であるべき、などの概念は徐々に古いものになりつつあります。人は自分は違うと思っていても、性別・人種・宗教・国籍などでイメージを固めてしまいます。近代アニメーションはそれに気づくきっかけになるかもしれません。

 

さて、今回の記事はこれで終わりです。ここまで読んでくれた方ありがとうございます。次の投稿もお楽しみに!